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便意があるのに便が出ない不快感(過敏性腸症候群)の治療ふたば鍼灸院(大阪市の鍼灸院)

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症例

20歳代・男性

たまに腹を下して下痢をすることはあるものの、便が出なくなって困ったという経験はなかった患者さん。夏の時期に焼き肉を食べ過ぎたり、お酒を飲み過ぎたり、キムチなどの刺激物を摂り過ぎたりしてしまいました。更に睡眠時間も短くなっていたといいます。そんな状態で、長時間移動の旅行に出かけると、旅先についた時には体に異変が現れたと言います。

便意があるものの便が全く出ない状態になってしまったといいます。上腹部までつかえる感じがして食欲まで無くなってしまうくらいだったと言います(食べようと思えば食べられる状態だったので旅行先では食べていたようです)。

ずっと便が出ない状態が続き、本人の感覚でも便やゲップなどが出てくれれば楽になりそうなのに出ないという感じが続いていたようです。しかし、旅行から帰ってくると割とすんなり便が出て、すっきりと落ち着いてホット一息つけたようでした、

これでもう大丈夫だろうと思っていたのですが、数日すると今度は急に便意が強くなり、何度もトイレに駆け込むことになったといいます。最初は便が出ていたのですが、すぐに便意があっても便が出ない状態になり、上腹部が使えて気分が悪くなってきてしまいました。それ以降、何度も便意がありトイレに行くも出ないという状況は変わらず、夜になると腹部や季肋部に痛みまで出てくるようになってしまったそうです。

とにかく、痛みと気持ちの悪い感じが辛いということで鍼灸治療でなんとかならないかと治療を受けに来られました。話をうかがい検査を行うと、危険な所見も見られなかったため、過敏性腸症候群であると判断し治療を行うことにしました。過敏性腸症候群は腸の弱さとストレスなどがからみ合って、便秘や下痢を繰り返す病気です。今回のように便意があるにも関わらず便が出ないというケースも珍しくありません。

腹部の不快感を取るために下腿にある「三陰交」と「足臨泣」に対して灸を行いました。灸をしていると熱さはほとんど感じないといいます。体調が悪いと感じにくくなることが多く、そのようなときは多めに灸を行うほうが効果が出やすいため、多壮灸を行っておきました。

さらに腹部に味噌灸を行い、腹部全体を温めていきます。気持ちがよく味噌灸を行っている間は眠ってしまっていました。腕にある「内関」には鍼を行い、ストレスの軽減を促します。更に足の裏にある「裏内庭」にも灸を行います。裏内庭は食あたりなどの効果のあるツボで、今回のような腹部の症状全般に効果を期待できるツボです。ここは熱く感じるまで灸を続けることがポイントになります。さらに、腹部や殿部にやさしくじんわりと響くような鍼を行いました。

過敏性腸症候群・三陰交・足臨泣・内関

治療後は上腹部の痛みはかなりマシになったといいます。しかし、気持ちの悪い感じと言うのはまだ残っているようでした。

後日確認すると、治療後の夜も不快感は残っていて何度かトイレに駆け込んでいたようです。ただ、腹痛に関してはほとんど気にならなくなっていたといいます。

腹部の不快感が残り、まだ便意がありトイレに行くということで、再び治療を行います。

今回は足首にある「中封」にも熱さを感じるまで灸を行いました。中封は自律神経を調整する働きがあり、過敏性腸症候群にも高い効果があります。さらに「失眠」に対しても灸を行います。ここは不眠のツボで、最近眠れていない状態が続いているのを解消するために行いました。

その他、腹部を中心に指で押さえて痛かったり気持ち悪かったりする場所に対してやさしく響くように鍼を行います。肩のこりもあるというので、そちらも合わせて治療を行いました。

この治療を行うと、夜はすぐに眠ってしまったようです。腹部の不快感もだいぶマシになってきたといいます。暴飲暴食は慎むように指導し、次回来られた際には、ほとんど症状がなくなっていました。

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