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箱灸が効果のあった慢性的な下痢の治療ふたば鍼灸院(大阪市の鍼灸院)

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症例

20歳代・男性

子どもの時からお腹が弱かったという患者さん。少食であまり多く食べられませんが、毎日のように下痢に近い軟便が出ていると言います。見た目もヒョロっとしている感じで、体力があまりないようなイメージを受けました。

また、肩凝りや腰痛も慢性的にあると言います。特別、痛くて我慢できないというほどではないですが、ずっと凝りや痛みが感じられる状態だと言います。本人は姿勢が悪いのが良くないのではないかと思っていると良い、あまりピシっと立ったり座ったりした姿勢を維持できなくて、すぐに壁に持たれたり寝転がってしまうようです。

鍼灸治療を行うときには、まず体全体の体力をつけなければならないと考えました。特に胃腸の調子を良くして、しっかり食べて、しっかり排便できる状態にならなければコタや腰の治療をしても再び症状が出てきてしまうでしょう。腹診や脈診を行い、五臓六腑でいう脾胃の働きを良くする治療を行っていきました。

お腹や手足のツボに鍼を行い、その後、灸もすえていきました。灸は灸点紙の上から3壮ずつすえていきます。もぐさが燃え尽きるときにチクっと熱さを感じるのですが、初めて灸を受けた患者さんは「今、鍼をしているんですか?」と聞いてきました。

お灸をしているんだよと答えると「一瞬チクっとするだけだから鍼だと思った。お灸はもっと我慢できないくらい熱くなるのかと思っていた」といいます。確かに「お灸をすえる」と聞くと、悪さをした子どもに罰を与えるときに使う言葉でありものすごく熱いものだと思ってしまいがちですが、実際に受けた患者さんはたいてい「思っていたのと全然違った」とおっしゃられます。

その後は、うつ伏せになって背中にあるツボにも灸をすえていきました。そして、肩や腰などの筋肉を触診し、硬結や圧痛点などに対して鍼を行っていきました。

治療を行うと、肩凝りや腰痛はマシになるといいます。ただ、軟便は続いていました。何度か治療をした後、これまでの治療に加えて箱灸もしてみることにしました。

うつ伏せになった時に、骨盤部に冷えを感じていたので、この部に対して箱灸をして温めていくことにします。特殊な構造をした箱の中にもぐさを入れて、そのもぐさを燃やします。この箱灸の場合は時間をかけて燃焼させることで、一瞬チクっと感じる灸とは違い、長い時間熱を感じ続けることができます。気持ちの良い熱感で、骨盤部に行うとお腹の中から下半身にかけてすごく温かくなります。

この箱灸を治療に加えてからは今まで下痢のようになっていた軟便が少し軟らかい便に変わってきたといいます。トイレで排便した後、スッキリ出たという感覚が今までなかったのが、スッキリするようになったといいます。

そして、便の状態が改善されてきてからは食事の量も少しずつ増えて、食べられるようになってきたといいます。その後も治療を継続していき、少し肉付きも良くなってきたように感じています。

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