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夜に何度もトイレにいく夜間頻尿に対する治療ふたば鍼灸院(大阪市の鍼灸院)

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症例

80歳代・女性

以前から鍼灸治療を受けておられる患者さん。肩や腰、膝などに痛みがあり、「調子はどうですか」と聞くと「悪いところだらけで全部言われへん」とおっしゃいます。

その中の症状の一つとして不眠がありました。夜あまり眠れていないようで、疲れてしまうと言います。

不眠にもいろいろなタイプというものがあり、夜寝付けなかったり、朝早く起きてしまったりなどがありますが、この患者さんの場合は夜中に何度も起きてしまうということでした。

更に詳しく話を聴いてみると、何度も起きるのはトイレに行くからということがわかりました。夜寝てしばらくすると1~2時間おきにトイレで目が覚めると言います。一度トイレに行くとその後少し眠れない時間もあるため、早い時間帯に布団に潜り込んでいるものの寝ている時間が少ないようです。

トイレにいく回数は日中はそこまで多いわけでもないようです。夜になると何度も行きたくなって目が冷めてしまうということのようです。

考えられる原因としては「むくみ」がありました。この患者さんは朝はあまりむくんでいないものの、時間が経過し夕方頃になると足が重たくなるほど浮腫むと言います。これは日中は立ったり座ったりしていることが多いため、重力によって体の水分が下に溜まってしまっている状態です。

これが夜になって布団に潜り込むと、体の下に溜まっていた水分が、体位が水平になることで体の上部へと戻りやすくなり、腎臓で尿が作られトイレに行きたくなってしまうのでしょう。そのため、夜ぐっすりと眠るためにはむくみの治療が必要ということになります。

全身の症状とあわせてむくみを取るツボを使用していきます。かかとの真ん中にある「失眠」というツボは不眠にもむくみにも効果のあるツボですので使用していきました。この失眠はお灸がよく効きます。特に不眠やむくみがあるときには灸をしても熱さを感じにくいことが多いのですが、その際は熱さを感じるまで灸をすえるのがポイントになります。この患者さんでも熱くなりにくかったため、何壮も灸をすえていきました。

失眠

また、ふくらはぎに対しても鍼をしていきます。ふくらはぎの筋肉は「第二の心臓」と言われており、歩いたりして筋肉が使われると収縮と弛緩を繰り返します。その動きが心臓のように血管を押すことで、血液を体の上部へと押し戻すからです。血液を押し戻す働きがしっかりしていればむくみも改善されることになります。

ふくらはぎにある腓腹筋やヒラメ筋の硬さを取ることで筋肉を動かしやすくし、押し戻す働きを少しでも向上するようにしていきました。もちろん膝や腰の治療も行い、少しでも歩きやすくすることも大切です。

浮腫の治療を開始してもなかなかむくみは改善せず、夜トイレに行く回数も多いままでした。しかし、急には効果が出ないことのほうが多いため、継続して治療を行っていきました。数ヶ月ほど治療を続けたころになると、夕方のむくみが少しマシになってきたといい、夜トイレにいく回数も半分くらいになったといいます。それでもまだ何度も起きていることには変わりませんので、その後も治療を継続して行っています。

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