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血糖値以外の糖尿病の検査についてふたば鍼灸院(大阪市の鍼灸院)

カテゴリー: 医学知識 

いろいろな検査

糖尿病というと「血糖値」を思い浮かべる人が多いと思います。最近はHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)を調べて、過去1~2か月の血糖値まで分かるようになっています。

しかし、血糖値だけが糖尿病の検査ではありません。どのような検査があるか知っておくのもいいでしょう。

インスリン濃度

糖尿病と診断された後、採血をして血液中のインスリン濃度を測定し、「インスリン分泌能」と「インスリンの働きの低下(抵抗性)」を調べます。

インスリン分泌能とは、膵臓のβ細胞でどれだけインスリンが分泌されているかを調べるもので、インスリン分泌指数を指標として判定されます。

インスリン分泌指数は、ブドウ糖負荷試験を行った時、ブドウ糖液を飲んだ30分後に測定した血中インスリン濃度や血糖値から算出されます。

糖尿病型の人の場合、このインスリン分泌指数が0.4未満です。境界型でも、この値が0.4未満なら糖尿病へ進行する可能性が高いことが分かっています。

一方、血液中にインスリンが存在しても、それがうまく作用しない状態を「インスリン抵抗性がある」といいます。インスリン抵抗性がどの程度かは、空腹時の血中インスリン値と空腹時血糖値によって算出されるHOMA-Rの数値が指標となります。

HOMA-Rの値が1.6以下は正常、2.5以上あればインスリン抵抗性があると判断されますが、インスリン療法中や空腹時血糖値が160以上の人にはこの指標は用いられません。

問診について

糖尿病の問診では、自覚症状の有無などに加えて、普段の生活習慣について詳しく効かれます。食事の好みや、普段食べている量とその内容、飲酒や喫煙の習慣、仕事の内容、日頃どの程度体を動かしているか(運動量)など、多岐にわたります。

これらは診断後、生活習慣の改善をはかるうえで重要な情報となります。食べている量などを少なく申告したい気持ちが働くことも珍しくありませんが、治療上デメリットしかありません。できるだけ正確に答えることが大切です。

また、糖尿病の発症には家族内の習慣や、遺伝的素因が影響することが分かっています。家族のことはプライバシーにかかわる問題もありますが、なるべく詳しく答えましょう。

そのほか、妊娠や出産、過去の肥満歴や病歴なども糖尿病の発症に関係していることがあるので、思い当たることは何でも話しましょう。

これらの情報がより確かな診断につながって、治療へと結びつきます。

遺伝子の診断

最近の遺伝子研究により、さまざまな病気の発症メカニズムが分かってきました。糖尿病の発症にかかわる遺伝子を調べることも可能になりましたが、まだ誰もが受けられる一般的な検査とは言えません。遺伝子診断は一部の大学病院や研究施設の附属病院などで行われるのみです。

現在、糖尿病の発症に直接かかわる遺伝子の異常は2つのタイプに大別されています。

ひとつは、膵臓のβ細胞の働きにかかわる遺伝子に異常があるタイプです。これにより、インスリンの量や作用が不十分になります。もうひとつは、インスリン受容体となる筋肉や肝臓の遺伝子に異常があるタイプです。このタイプでは、インスリンが分泌されても正常に働くことができないため、血糖値を下げることができません。

こうした遺伝子の異常がなぜ起こるのか、まだ原因不明です。また、これらの遺伝子以上によって病気を発症する人は、糖尿病の患者さん全体の2%ほどで、一般的な糖尿病の発症原因とは異なります。

肝臓の検査

血液を調べるため、糖尿病と同時に肝疾患も診断が可能です。

膵臓以外の臓器が影響して、糖尿病を発症することがあり、例えば肝臓では慢性肝炎や肝硬変などが糖尿病の原因となることもあります。

血液中のブドウ糖は、筋肉などに取り込まれて活動のエネルギーとされ、余った分はグリコーゲンという物質として肝臓に貯蔵されます。しかし、慢性的な肝臓の病気で肝機能が低下していると、こうした貯蔵がうまくできなくなり、余ったブドウ糖は血液中にとどまって血糖値を上昇させます。これが肝疾患を原因とする糖尿病発症の仕組みです。

このように、ほかの病気を原因として起こる糖尿病を二次性糖尿病といいます。まずは原因となっている病気の治療が先決ですが、血糖値の安定のため、食事や運動の見直しも必要なときがあります。肝臓以外が原因となる二次性糖尿病もあるため、原因となっているものがあるときにはしっかりと調べる必要があります。

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