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潰瘍性大腸炎ふたば鍼灸院(大阪市の鍼灸院)

潰瘍性大腸炎とは

「潰瘍性大腸炎」は、直腸から大腸の粘膜に炎症が広がって、潰瘍やびらん(ただれ)を引き起こす病気です。

潰瘍性大腸炎では、まず「排便異常」が起こります。最初は便が軟らかくなったり、水っぽくなったりします。そのうち粘膜が混ざったり、出血を伴う下痢が起こるようになり、排便の回数も増えます。腹痛を伴うこともあります。

炎症が強くなると、「発熱」「体重減少」「だるさ」「貧血」など、全身症状も現れます。強い症状が急に現れること(劇症)もあります。

多くの場合、炎症によって症状が起きている「活動期」と、炎症が治まって症状が出ていない「寛解期」を交互に繰り返すのが特徴です。

潰瘍性大腸炎

どんな病気か

潰瘍性大腸炎は、欧米では以前から多く見られましたが、日本ではここ数十年、患者数が急増しています。2009年3月に患者数が約10万人を越えていると報告されており、男女とも20歳代で発症する人が多く見られます。

ハッキリとした原因は不明で、「特定疾患(いわゆる難病)」に指定されています。現在、原因と考えられているのは、体内に侵入した異物を排除する「免疫」の働きの異常です。食生活の欧米化の影響も考えられます。

検査と診断

まずは、問診で便の性状や排便の状況など、症状を確認します。そして、直腸から内視鏡を入れて大腸内を調べる「大腸内視鏡検査」や、肛門からバリウムを注入してエックス線撮影を行う「直腸造影検査」で、炎症や潰瘍の有無と程度を調べます。

他の大腸の病気との鑑別のために、大腸の粘膜の一部を採取して、炎症の状態を確認する「生検」や、便に含まれる細菌を調べる「便培養検査」も行います。

西洋医学的治療

現在のところ、根治は難しいといわれていますが、寛解期に入れば健康な人とほとんど変わらない生活を送ることができます。

治療は、活動期から寛解期へ速やかに導き、寛解期をできるだけ長く維持することをめざし、「食事療法」と「薬物療法」を並行して行います。

食事療法

活動期には、下痢による体力の消耗を防ぐために、エネルギー源となる良質なたんぱく質を積極的に摂取します。腸に過剰な刺激を与えないよう、食物繊維や脂質 が多い食品、香辛料やアルコール飲料、コーヒーなどは摂取を控えます。重症や劇症の場合は、絶食して点滴で栄養補給を行います。

寛解期では、暴飲暴食や栄養バランスの偏りに気をつけて、通常の食事をとります。

薬物療法

薬物療法では、炎症を抑えたり防いだりするほか、免疫の働きを調整する薬が使われます。基準となるのは「5-ASA製剤」で、必要に応じて「ステロイド薬」「免疫調整薬」を使用します。

主に内服薬で使用しますが、症状によっては、座薬や点滴などで使用します。

症状が改善されない場合

食事療法と薬物療法で症状が改善しない場合などは、次のような治療法を検討します。

・ 血球成分除去療法…ステロイド薬が効かない人や、薬の副作用が強い人が対象です。この治療では、一度血液を体外に取り出して、炎症によって活性化した白血 球を除去してから体内に戻すことで、炎症を抑えます。主に、「白血球除去療法(LCAP)」と「顆粒球吸着療法(GCAP)」が行われます。

・全大腸切除術…薬物療法などの効果が不十分な場合や、大量出血している場合、大腸がんを合併した場合などは手術が検討されます。手術では大腸をすべて切除し、小腸の一部を肛門につなぎます。

鍼灸治療

鍼灸治療では潰瘍性大腸炎による症状が出ないように治療していきます。そのため、定期的な治療を続けて、寛解期を長期に維持することを目指します。基本的には体に現れている症状をとるための治療と、太極療法を行っていくことになります。

便が軟らかくなったり、水っぽくなっている場合にはお腹や腰、お尻に治療を行っていきます。おへその斜め下にある「太巨」や、骨盤上にある「小腸兪」や「大腸兪」といったツボへ鍼やお灸をしていきます。

下痢の際に出血を伴うようであれば、下腿の内側にある「三陰交」や「地機」といったツボを使用します。

全身の体のバランスを調え、自然治癒力の向上を図るために太極療法を行います。これは全身のツボを使用していきます。

「百会」「中脘」「関元」「曲池」「三陰交」「肩井」「心兪」「腎兪」「側殿」を基本的なツボとして使用していきます。鍼をしばらく刺す置鍼のほか、灸を行うこともあります。とくに潰瘍性大腸炎のような継続的な治療で体調を調え、体質を変えていく場合には灸がいいです。灸点紙を貼って上からお灸をすえることも あれば、皮膚の上に直接お灸をすることもあります。患者さんが自宅で自分でお灸をするのであれば、せんねん灸などが使いやすいでしょう。

太極療法

太極療法を行うことで、全身症状の発熱やだるさなども治療でき、寛解期を維持できるようになります。

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