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のどの痛みふたば鍼灸院(大阪市の鍼灸院)

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のどの痛みについて

のどは、鼻や口の奥から食道につながる「咽頭」と、気管につながる「喉頭」に分けられます。のどの痛みの原因で最も多いのがウイルスや細菌による炎症、いわゆる「のど風邪」です。特に咽頭にある「扁桃」が炎症を起こす「扁桃炎」が多く見られます。のどが強く痛み、38℃程度の発熱があり、扁桃が腫れてものを飲み込みにくくなります。

多くは一時的な「急性扁桃炎」で、炎症を抑える薬や抗菌薬などを使えば2~3日でおさまります。しかし、扁桃炎を繰り返すと、扁桃が腫れたままになり(慢性扁桃肥大)、呼吸の妨げになることもあります。この場合、手術で扁桃を切除することもあります。

のどの構造

急性喉頭蓋炎は窒息を招く

のどの痛みは、まれに重大な病気のサインであることもあります。その1つが、食べ物が気管に入るのを防ぐ「喉頭蓋」に炎症が起こる「急性喉頭蓋炎」です。

特に、どのぼとけのあたりを押さえたときに強く痛み、発熱とともに息苦しくなるのが特徴です。数日でおさまることがほとんどですが、時に大きく腫れた喉頭蓋が気管の入り口、つまり喉頭にはまり込み、窒息を招く危険性もあります。

ウイルスや細菌が発症の一因で、糖尿病や胃食道逆流症(逆流性食道炎)がある人、物をよく噛んで食べない人などによく見られます。治療では、ステロイド薬や抗菌薬の点滴で早急に炎症を鎮めます。

下咽頭がん

最も注意が必要なのが、咽頭の下部にできる「下咽頭がん」です。初期には「のどがつかえる」など、のどの違和感のほか、「耳の痛み」「声がかれる」などの症状が現れます。発熱はありません。お酒を多く飲む人に多く、男性に多い傾向があります。

治療では多くの場合、下咽頭や上部食道、喉頭を切除する手術が行われます。「声帯」を切除するため、食道を使って発生する訓練などが必要になります。初期の段階であれば、放射線療法と抗がん剤を組み合わせた治療が行われ、声帯を残すことも可能です。

鍼灸治療

鍼灸院でものどの痛みを訴えられる患者さんは大勢います。多くは扁桃炎や気管支炎などです。これらは治療を行えばよくなりますが、治療を続けても長期にわたって痛みが続くようであれば、癌などの重大な病気の可能性もあるため、病院へと紹介することもあります。

「のどが痛む」「ものが飲み込みにくい」「のどの違和感がある」という症状を訴えた患者さんには「節紋」へお灸をすえていきます。節紋は足の親指の関節部にあり、のどの症状に対する特効穴です。灸点紙を貼り、その上から熱さを感じるまで灸をすえることもあれば、八分灸として行う場合もあります。

 

のどの痛み・節紋・尺沢

また、のどに効くツボは腕にもあります。手の肘のしわ上にある「尺沢」というツボです。ここへは鍼をしばらく刺したままにする置鍼をしたり、灸を行ったりします。

また、患者さん本人が「のどのここが痛い」とピンポイントで指させるようであれば、そこに置鍼を行うこともあります。のどへの鍼は数mmほど刺すだけですので、心配はいりません。

そのほか、後頸部のツボもよく効きます。後頸部で首の付け根にある「天柱」などは、のどに炎症がある場合によく反応が出ており、その時に使用すると炎症を抑える働きがあります。

のどに効くツボを使用しつつ、全身調整の治療も併せて行うことで体そのものを健康な状態にすることも大切です。また、のどに症状が現れている場合は気候の変化や生活習慣の乱れ、不摂生が関係していることも多いです。治療と合わせてそちらの面についても指導を行っていきます。

症例

20歳代・男性

朝起きると、のどに痛みがあり、つばを飲み込むのも痛く焼けるような感じがあるといいます。起きたときに鼻づまりもきつかったようでした。

すぐに10分間ほど塩水でうがいをされたようです。すると、のどの奥で引っかかっていた小さな痰がでて、それが出てからはつばを飲み込むこともできるようになったといいます。しかし、痛みが続いているということで来院されました。

治療では節紋に熱さを感じるまで灸をすえ、尺沢には3壮ほどの灸を行いました。灸を終えてからのどの調子を聴くと、節紋に対しての灸が効いたようで、のどの痛みがかなりマシになったとおっしゃっておられました。

翌日起きたときはまた少し痛みが出ていたようです(前日よりはマシ)。そこで、その後も節紋に対して灸を行うことにしました。1週間後に来院された際に様子を聴くと、すっかりとよくなって、痛かったことも忘れていたようです。

今回の節紋の灸はのどの痛みがあるときにはなかなか熱さを感じませんでしたが、よくなってくるにつれて熱さを感じるまでの壮数が減っていきました。これは臨床でよくみられる経験です。逆にいうと、のどの痛みが無いと思っていても節紋の灸がなかなか熱く感じないというときには、まだ本調子ではないということです。そのようなときには、痛みが無くとも灸を続ける方が良いでしょう。

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