肺炎ふたば鍼灸院(大阪市の鍼灸院)

肺炎とは

肺炎は、日本における死亡原因の第4位に上げられる病気です。肺炎は典型的な症状が風邪とよく似ているために見逃されがちですが、早めの受診が大切になります。

症状は、初期の典型例、週消化した場合、年齢などで変わります。

典型的な症状

「発熱、痰、咳」が典型的な症状です。38℃以上の高熱、夜よく眠れないほどの激しい咳、膿のような黄色の痰がでます。「風邪にしては症状がひどい」というときは、肺炎が疑われます。

重症化すると、典型的な症状に胸の痛みや息苦しさが伴うようになります。

高齢になると、発熱やせき、痰など、肺炎の典型的な症状がはっきりとは現れず、「元気がない」「食欲がない」「呼吸が荒い」「意識がもうろうとしている」など、漠然とした症状がみられることがあります。

どんな病気か

ウイルスなどの病原体が、空気の通り道(気道)のうち、鼻からのどまでの上気道に感染した状態が「風邪(風邪症候群)」、気管や気管支に感染するのが「気管支炎」です。肺炎は、病原体が肺にまで感染して、肺に炎症がおこった状態のことです。

肺炎

肺炎は、通常の生活を送っている人に起こる「市中肺炎」と、入院中に起こり、重症化しやすい「院内感染」に分けられます。原因によっても分類され、寝たきりの高齢者に多い、飲食物が誤って肺に入るために起こるものは「誤嚥性肺炎」と呼ばれます。

肺炎を起こすのは、主に次のような病原体です。

・肺炎球菌…風邪が治りきらない人や高齢者など、体力の弱っている時に感染しやすい細菌です。

・マイコプラズマ…細菌とウイルスの中間くらいの大きさの微生物で、子供や若い人に多く感染します。マイコプラズマによるマイコプラズマ肺炎は、2006年ごろから増加の傾向にあります。

・MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)、緑膿菌…病気があって免疫の働きが著しく低下している高齢者などが、入院中にこれらの細菌に感染して肺炎を起こすケースが増えています。

検査と診断

受診すると、症状などについての問診、胸の雑音を聴く聴診、胸部エックス線撮影などが行われます。エックス線撮影では、肺に炎症があると白い影が写ります。

重症度の判定は、血液検査で白血球の数や酸素濃度などを調べて行います。さらに、「喀痰グラム染色検査」「尿中抗原検査」「培養検査」などによって病原体を特定しますが、これらの検査で病原体が特定できない場合もあります。

薬物療法

肺炎の治療は、病原体に適した抗菌薬を使って、病原体を死滅させる薬物療法が中心となります。抗菌薬は軽症の場合は内服で用い、重症の場合や合併症がある場合には、入院して注射や点滴で用いられます。病原体に抗菌薬が適していれば、通常は3~4日で熱が下がってきます。

これまで効いていた抗菌薬が効かなくなった細菌を耐性菌といいます。MRSAをはじめ、肺炎球菌、インフルエンザ菌、、緑膿菌などの耐性菌が出現しています。耐性菌による肺炎は治りにくいので、耐性菌を生まないために、医師は抗菌薬の「意味の無い使用」と「繰り返しの使用」を避けるようにしています。患者さんも薬を正しく服用し、決して自己判断で服用をやめないことが大切です。

予防対策

病原体は、体の抵抗力が低下すると感染しやすくなるので、過労や不規則な生活を避け、日常的に健康を保つようにすることが感染の予防につながります。治ってからも2~3週間は体を温かくして睡眠と食事、水分をきちんととり、体力を回復します。

また、インフルエンザワクチンや肺炎球菌ワクチンの接種を受けるのもいいでしょう。肺炎球菌による肺炎の重症化を防ぎ、入院や死に至るリスクを減らすことができます。

鍼灸治療

肺炎に対する鍼灸治療は「予防」と「体力回復」がメインとなります。

まず、肺炎になってしまった場合は、きちんと病院を受診して、診断を受けて適切な抗菌薬の処方を受けましょう。抗菌薬は必ず医師に指示された通りに服用する必要があります。もしも、きちんと服用せずに耐性菌ができてしまうと、薬の効かない肺炎がほかの人への感染へとつながってしまう可能性があるからです。

鍼灸治療は高齢者の患者さんも多いのですが、高齢者では症状が出にくいという特徴があります。熱を測っても高熱ではない、咳が出るわけでもないのにもかかわらず、どうも元気がないという場合には注意が必要なことが多いです。このようなときには血圧計で血圧を測ったり、脈拍を測ったりしても異常値にはなりません。数値的には問題ないとしても、感覚的に「何か変だ」と感じたときには、病院を受診してもらうために紹介状を書くこともあります。

予防や治療としては、「体が元気な状態を作る」ことを重視します。特に「快食・快便・快眠」が重要になりますので、食欲の低下や、便秘や下痢、睡眠不足があるようなときはそれらを治すように治療を行っていきます。

おへそとみぞおちの中間にある「中脘」というツボや、足の脛にある「足三里」などは胃腸の働きを整える効果があります。おへその下の「関元」などは便通の改善に効果が高いツボです。また、かかとの真ん中にある「失眠」は不眠を改善するツボとして有名で、熱さを感じるまで何壮も灸をすえて言います。

肺炎・中かん・関元・尺沢・足三里・節紋

また、体を温めることも大切になります。鍼灸治療では鍼の上にもぐさを付けてお灸をする「灸頭鍼」という方法があります。この灸頭鍼は広い範囲を温めることができ、また、体の中の方までポカポカとした熱感が続く効果があります。灸頭鍼を行うと「気持ちよくて眠ってしまう」という人もいます。

さらに咳や痰がある場合には肘のしわの上にある「尺沢」や足の親指の関節にある「節紋」などにお灸をしたり、風邪の引き始めには背中の肩甲間部にある「風門」や「身柱」へとお灸をしていきます。

東洋医学では「未病治」という言葉があり、病気になってしまう前段階のうちから治療を行うことの重要性を古来より大切にしてきました。肺炎の予防も、腹診や脈診などをしたときに「風邪を引きそうな状態だ」と判断したときには、症状が出ないうちから上記の治療を行うこともあります。

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