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胃の不調ふたば鍼灸院(大阪市の鍼灸院)

機能性胃腸症

「胃もたれ」「食欲不振」「胸焼け」「胃痛」などを経験したことがある人は多いと思います。しかも、症状が出ているにも関わらず、検査をして調べても、どこにも異常が見当たらないということも多々あります。このように、検査を行っても異常がないにも関わらずいろいろな胃の症状が起こることを「機能性胃腸症」といいます。これには次の3つのタイプがあります。

運動不全型

食欲不振や胃もたれ、腹部膨満感があるもので、胃の運動機能の低下が原因です。

胃の運動機能は、口から入った食べ物をためる「貯留機能」、胃が蠕動して食べ物を胃酸と混ぜ合わせる「かくはん・混和機能」、どろどろになった食べ物を十二指腸へと送り出す「排出機能」の3つに大きく分けられます。

特に重要なのが、貯留機能です。胃に食べ物が入ると、胃壁の筋肉が緩み、胃の上部がしなやかに膨らんで食べ物をためます。この「胃のリラクセーション」がうまくいかないと、胃もたれなどが起こりやすくなります。

胃食道逆流症

胸焼けや酸っぱいものがこみあげてくる感じのあるものです。胃の運動機能が低下して、胃酸が食道に逆流したり、胃酸の分泌が多すぎることが原因と考えられています。

潰瘍症状型

潰瘍はないものの、空腹時や夜間に胃痛や腹痛が起こるタイプです。

機能性胃腸症

一般的な治療法

胃腸の症状がある場合、まずは内視鏡検査などをうけ、がんや潰瘍、炎症などの有無を調べます。原因となる異常があれば、それに対して治療を行います。特に異常が見当たらない場合は漢方薬などが使用されます。

漢方では、体質や症状を漢方独特の診察方法で確認して、それぞれに合った漢方薬が処方されます。そのため、同じ症状でも人によって違う漢方薬を使うことは珍しくありません。

胃もたれ、食欲不振の治療

運動不全型の場合、漢方では「六君子湯」が第一選択薬となります。六君子湯は血管の筋肉を弛緩させる「一酸化窒素」に働きかけて胃壁の平滑筋を弛緩させ、胃のリラクセーションを促すことが分かっています。さらに、排出機能を高めたり、食欲刺激ホルモンを活性化して食欲不振を改善したり、胃の血流を促して胃の粘膜を保護する効果もあります。

西洋薬では、胃の蠕動運動を促して排出機能を高める「胃腸機能調整薬」を用います。

胸焼け、胃痛の知慮う

胃食道逆流症や潰瘍症状型の場合も、症状や体質などに合った漢方薬が使われます。

胸やとともに吐き気がする人もいます。吐き気の原因は胃腸の働きの異常や体内の水分バランスの乱れで、原因に応じて漢方薬が選ばれます。

胸焼けと胃痛には、西洋薬もよく使われています。胃酸の分泌が多すぎる場合は、「プロトンポンプ阻害薬」や「H2ブロッカー」などの胃酸の分泌を抑える薬、潰瘍に似た症状があれば「粘膜保護薬」、胃の排出機能低下には「胃腸機能調整薬」を用います。

胃腸の不調が続くときには、日常生活の見直しも必要です。暴飲暴食を控えて、睡眠を十分にとり、胃腸を休めましょう。また、冷えがあると胃腸の働きも低下するため、胃腸を冷やさないことも大切です。

鍼灸治療

機能性胃腸症のように検査をしても原因が分からない症状というのは西洋医学よりも鍼灸治療や漢方を含めた東洋医学のほうが得意です。

ツボの中でも最も胃の症状に対して効果があるのは「中脘」です。おへそとみぞおちの間にあるツボで、ちょうど胃の上に当たります。胃に不調があるときに指で押さえると、ズーンと体の中のほうに響く感じがあるところへ、鍼やお灸を行います。場合によっては、即座に胃の不調が取れることもあります。

脚にある「足三里」というツボも胃によく効くツボです。特に胃の動きが悪くなっている時などに使用すると、動きがよくなり症状が改善されやすくなります。また、普段からお灸をすえていると、胃の不調を防ぐことができるツボでもあります。自分でもすえられる場所ですので、自宅で灸を行うのもいいでしょう。

食べた後などに胃が気持ち悪くなったり、ムカムカするときには左右の肋骨の下にある「期門」を使用することもあります。特にストレスが多い人などは、肋骨の下が硬くなっており、そのような人に使うとスッとする効果があります。

機能性胃腸症・中かん・期門・太巨

他にも、背中で胃の裏に当たるところにあるツボに「胃の六つ灸」と呼ばれる6つのツボがあります(膈兪・肝兪・脾兪)。これらも胃の不調があるときは、指で押さえるとこたえる感じがあり、鍼や灸をすると症状が改善されます。

そのほか、体の調子を整える必要もあります。ものを食べるとすぐにお腹がパンパンになってしまう人は、実は便通に問題があることも多いです。そのようなときには便通を良くする治療が必要です。おへその左右斜め下にある「太巨」などがよく効きます。

睡眠不足があれば、かかとの真ん中にある「失眠」に灸をすえていきます。ここは熱さを感じるまで何壮も灸をすえるとよく眠れるようになります。

他にも体にある症状を一つひとつ丁寧にとっていくことで、体全体を治し、胃の不調が現れない体へと変えていきます。

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