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血圧を即効的に下げる人迎というツボふたば鍼灸院(大阪市の鍼灸院)

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症例

70歳代・女性

以前から鍼灸治療を受けておられる患者さん。腰から脚にかけての痛みがあり、治療を行っています。

この患者さんは他にも幾つもの症状が出ており、ご自身でもなるべく生活に気をつけているようです。その中に、毎日の血圧測定がありました。

血圧というのは人体に張り巡らされた血管の内部の圧力のことを指します。心臓がドクンと脈打ち、血液を全身に押し出した瞬間が最高血圧の値となりますが、血管が硬くなったり(動脈硬化)すると内部の圧力があがり高血圧となってしまいます。高血圧になると全身にさまざまな影響を及ぼすため、生活習慣病を防ぐ意味も込めて、医療機関では血圧を測定し患者さんの体の状態を診ています。

実は血圧が高くなっても体へは症状は出ません。よくあるのが、頭が痛くなった時に血圧を測ったらいつもより高い数値だったために「血圧が高いから頭痛が出た」と思われる人が多いのですが、これは間違いです。血圧が高いから頭痛が出るのではなく、単に頭痛という症状に反応して一時的に血圧が上がってしまっているだけなのです。そのため、血圧は普段から測って平均値を見て、毎日いつ測っても血圧が高いのならば問題ですが、いつもは正常値でたまに高い時があってもそれほど気にする必要はないのです。

しかし、この患者さんは毎日必ず血圧を測り、いつもよりも数値が高かった際には「これは大変だ」と病院に飛び込んでいました。普段の数値は正常値でしたので「あまり心配いらないですよ」と説明していましたが、不安のほうが大きくなるようです。

鍼灸治療を受けに来られた際には、必ず血圧を測定するようにしています。その際、いつもよりも高い数値がでた場合には患者さんを落ち着かせるためにも、即効的に血圧を下げる効果のあるツボを使うことがあります。

人迎

喉仏の外方にある「人迎」というツボです。この人迎の奥には血管が通っており、頸動脈洞という膨らんだところがあります。この頸動脈洞には血圧を正常に保つ働きがあり、鍼をすることで神経へ刺激を与え、高い血圧を正常値へと落とすことができます。この鍼の方法を頸動脈洞刺鍼といい、略して「洞刺」と呼ばれます。

人迎への鍼は頸動脈洞の方へ向かって刺しますが、鍼は細いため動脈に突き刺さるようなことはありません。鍼をした時に動脈の拍動にあわせて鍼がドクンドクンと動くように刺すほうが効果が高いとされています。

この洞刺を行って、その他の治療も行い、治療を終えるともう一度血圧を測定します。すると、治療後には血圧は下がっており、安心されていました。慢性的に血圧が高い場合には全身のツボを使って長期的な治療が必要となりますが、このケースのように即効的に血圧を下げたい場合には人迎を使用することがあります。

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