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帯状疱疹ふたば鍼灸院(大阪市の鍼灸院)

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帯状疱疹とは

帯状疱疹は、赤い発疹が体の一部に帯状に並ぶ症状からつけられた病名です。発疹が出る前から、強い痛みを感じるのが特徴です。帯状疱疹には次のような症状が現れます。

強い痛み

帯状疱疹が起こると、まず体の一部に強い痛みを感じます。若い人の場合などには、最初は「皮膚に違和感がある」「かゆい」などと感じるだけの場合もありますが、徐々に「ズキズキ」「ピリピリ」「針が突き刺さったよう」というような強い痛みになっていきます。

赤い発疹

痛みを感じてから1週間ほどすると、痛みがあったところに赤い発疹が現れ、帯状に広がっていきます。発疹は、最初はブツブツと蚊に刺されたような状態ですが、時間がたつにしたがって大きくなり、黒っぽい水泡(水膨れ)になります。

重症化すると

発疹ができても治療しないままでいると、水泡が膿疱を経て潰瘍の状態まで進み、潰瘍の部分に瘢痕が残ることがあります。顔や頭皮に瘢痕が残ると、外見上の問題や、脱毛などの問題も起こります。

顔や、耳から首にかけて症状が出ると、「顔面神経麻痺」「難聴」などが起きたり、お尻や陰部に出た場合は、尿が出なくなるなどの障害が起こることもあります。

若い人にはあまり見られませんが、60歳以上の場合は、皮膚の症状が消えた後も痛みが残る「帯状疱疹後神経痛」により、激しい痛みが長期間続くこともあります。

原因

帯状疱疹の原因は、多くの人が子供の時にかかる水痘(水ぼうそう)のウイルスです。水ぼうそうのウイルスに感染すると、発熱や全身の発疹が出ますが、これらの症状は、抗ウイルス薬による治療や免疫の働きによって治まります。しかし、ウイルスが体内からいなくなったわけではありません。ウイルスはその後も体内の知覚神経の中に潜伏し続け、体の免疫の働きが低下したときに、再び活性化して帯状疱疹を起こします。

活動を開始したウイルスは、神経や神経を取り巻く臍傍に感染して炎症を起こします。痛みが起こるのはこのためです。その後1週間ほどかけて、ウイルスは知覚神経を伝わって皮膚に到達し、皮膚に炎症を起こし、発疹が出ます。

帯状疱疹が起こる仕組み

起こりやすい人

免疫とは、ウイルスや細菌などの外的から人間の体を守るために備わっている仕組みです。そのため、免疫の働きが弱くなると、帯状疱疹も発症しやすくなると言えます。

免疫の働きが弱まるのは、「過労やストレスがある」「手術や放射線療法を受けた」「ステロイド薬や抗がん剤を使っている」「糖尿病やがんなどがある」などの場合です。水ぼうそうにかかったことがあり、こういう条件に該当する場合は、特に注意が必要です。

免疫記憶細胞の減少も関係している

「免疫記憶細胞」とは、初めてウイルスに感染したときに作られ、そのウイルスについての情報を記憶している細胞です。同じウイルスが再び侵入したときにその情報に基づいて攻撃が行われます。

水ぼうそうにかかるのは通常5歳くらいまでですが、免疫記憶細胞は20年ほどたつとへり、20~30歳代になると、帯状疱疹が起こりやすくなります。ただし、その年代で子育てをしている人は、子どもがかかった水ぼうそうウイルスの影響で免疫記憶細胞が増えるため、帯状疱疹は発症しにくく、さらに20年ほどたった50~60歳代で起こりやすくなります。

西洋医学的治療

帯状疱疹は治療が遅れると皮膚や神経の症状が重症化するので、症状に気がついたら、できるだけ早めに皮膚科を受診しましょう。

「ウイルスの増殖を抑える」と「皮膚の炎症を抑えて痛みをとる」ことが治療のポイントとなります。そのため、抗ウイルス薬と鎮痛薬を併用して治療するのが一般的です。

・抗ウイルス薬は早めに…ウイルスの増殖を抑えるための抗ウイルス薬は、皮膚の症状が進んでからでは効果が望めなくなります。そのため発疹が出てから遅くとも3日以内に使用を始めることが大切です。

・炎症には抗炎症薬を…皮膚の炎症が強い場合には、抗炎症薬を外用します。潰瘍ができた場合には、抗菌薬を使うこともあります。

・痛みの治療が大切…痛みは我慢せずに積極的に抑えましょう。早めに痛みをとることは、症状を悪化させず、帯状疱疹後神経痛の予防にもつながります。そのために、鎮痛薬やステロイド薬、痛みを緩和するための抗うつ薬などが用いられます。激しい痛みがあり、鎮痛薬を服用しても治らない場合は、「神経ブロック」を行うこともあります。

予防について

疲れやストレスをためないように、休養をとって気分転換を図りましょう。

また、水ぼうそう予防のワクチン接種を受けることで、発症率が低下し、重症化も防げるというデータもあります。

鍼灸治療

「帯状疱疹が発症した」という場合、すぐに病院を受診して抗ウイルス薬を処方してもらうように、鍼灸院でも指導しています。これは、すぐに薬を使って治療をした方が、帯状疱疹後神経痛などが出ずに済むため患者さんの体にとっていいからです。

普段から鍼灸治療を行っている患者さんであれば、鍼灸師は直接皮膚の状態を診ているため、患者さんが気がついていない段階でも帯状疱疹に気がつくことがあります。その時は、すぐに紹介状を書いてお渡しするので、すぐ病院を受診してください。

ただし、病院に行くのが遅れて帯状疱疹後神経痛が出てしまった場合には、鍼灸治療がよく効きますので、治療を行います。

帯状疱疹後神経痛が体のどこに起こっているのか、診察時にしっかりと確認していきます。帯状疱疹になった直後は、赤い発疹などが出て、その部が痛みますが、帯状疱疹後神経痛では発疹が治った後も痛みが続くことがあるからです。見た目はきれいになっていても、ずっと痛みが続くということがよくあります。

多くは、胸部の肋骨に沿ってですが、背部にまで痛みがあることもあります。また、顔などほかのところでも帯状疱疹は発生します。基本的には体の片側のみに症状が現れます。

患者さんが痛むという範囲をさらに指で押さえて、細かくどこが痛むのかを確認します。そしてそこに鍼をしていきます。胸部であれば、鍼は皮膚にそわすような横刺という刺し方をしていきます。

指で押さえて痛む「圧痛点」の数が多い場合には、鍼ではなく灸をすえることもあります。または、指で軽く触れただけでも電撃が走るように痛むという場合には、頭のてっぺんにある「百会」などに灸を行うこともあります。百会の灸は、神経が興奮して過敏になってしまった状態を解除する効果があります。百会の灸をしてから、改めて胸部に触ると、触っても平気になっているということがよくあります。

百会

また、帯状疱疹の痛みには電気治療も効果があります。痛む範囲の端と端に鍼を刺して、その鍼に端子をつないでパルスで通電する治療を行うこともあります。10~20分通電する治療を続けると、痛みの軽減が見られます。

かつては帯状疱疹は1度なればもう発症しないと言われていました。しかし、最近は複数回帯状疱疹を発症する人が増えてきています。

予防には「免疫機能を低下させない」ことが重要で、つまりは、疲れをためないということが最も大切になります。ふたば鍼灸院では、必ず全身的な治療を行って、常に体がいい状態を保てるように治療をすることによって、帯状疱疹を防いでいます。

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